12月から発売開始の松田ウキアクセサリー冬限定品が大変ご好評いただいております。
有難うございます。確かに冬は、、正直かっこいいです。
購入される方は在庫があるうちにお求めくださいませ。
さて、この間会長の釣り講座のブログにてこんなコメントを頂きました。
「私にとって釣りに対しての価値観がガラッと変わるものでした。ここで書かれていることは基本だと思いますが、基本すらできていないんだ、と気づきもっとできる事がある事に気づきました!記事を書いてくださりありがとうございます!」
もう本当に嬉しかったです。続けてきて良かったと改めて思い、少しでも釣りが楽しくなるようにこれからも釣り人の為に続けていこうと思えました。有難うございます。
さて、それではいつもより余計に張り切っていきますよ!
只今エサ盗り対策についてです。
前回のブログはこちらをクリック!
「習性はグレやチヌに似ているから勉強するのに役立つ」
〇オセンの動きを見て勉強したらエエ
クチブトを釣る際、一番注意しないといけないのが、このオセンになる。
オセンはグレともチヌとも仲がいい。
グレもチヌも稚魚のころは同じ集団生活を営んでいるほどだから、住み家にしても、動きにしても、ほとんど似ている。したがって、オセンの動きを把握できたら、グレもチヌもその動きがある程度わかる。
もっとも、オセンという魚はそれほど大きくならない。だから、グレ、チヌは成長するにつれ、オセンとはだんだん離れてゆく。
「ほなけん、勉強するのに、グレしか目に入らんようではあかん。オセンを理解せんけん、ようけおるときにかわすことができんようになる。」
松田は、オセンの下にはグレの小・中型がいるとも付け加えた。
今の状況では、海の中のグレを観察するよりも、オセンのそれの方がずっとたやすい。なにしろ、数が全然違う。だから、オセンの行動をグレと置き換えて観察すればいい。
本気で釣りを勉強したいと思うなら、、、。
※オセン=スズメダイ科スズメダイ
暖海性だが、比較的低水温にも強い。岩礁やサンゴ礁に群生するため、グレの生息域とモロにダブっている。オセンという名のお婆さんがこの魚を食べるのが好きで、とうとう骨が喉に刺さって死んでしまったことから、関西ではオセンと呼ぶようになったとか。
〇シモリに付く習性があり、足は遅い
オセンの大きな特徴は、シモリに付く習性があり、足が遅いことにある。
だから、足元に撒き餌で集めることができる。分離できると言い換えてもいい。
それだからこそ、松田は
「オセンがなんぼようけおっても、グレもたくさんおれば、絶対に釣る自信がある。足が遅いけんピシャっと分けられる。潮走ったら1尾も来させん」と豪語する。
四国の日振という釣り場は概してシモリが多く、80m沖でもオセンがいる。
反面、80m沖でもグレがいることになる。
シモリや根につく魚である以上、沖がドン深だったらいないことになる。
前回、説明したように、尾長釣り場のエサ盗りはキツやサンタ(イスズミやサンノジ)が主であり、オセンではない。
またこれも前述したように、小さい魚は大きい魚が怖いから、障害物から遠ざかることを嫌う。
それをカバーするために集団を作る。これは、イワシが団体行動をとるのと同じ理由になる。
群れが大きくなると初めて沖に出る。水温とは違う理由、つまり数が多いという理由によって、活性も高くなる。同時に群れが小さいと速い流れの中には出てこないのに、数が増えて活性が高くなると、速い流れの中でも悠々と泳ぎだす。
これはクチブトも似ている。オセンもクチブトも、どちらかというと潮が速いところは好みではない。流れが緩いほうを好む。
したがって、両者とも水温が低いと、流れが速いところには出てこない。速く流れるエサに飛びつく力がないのだろう。
しかし、数が増えて活性が高まると、平気で速い潮の中でも泳ぎ回る。
〇オセンの数より活性を見分ける
通常は、オセンが多いと釣りにくい。オセンとはエサ盗りであり、当然、エサ盗りは少ないほうが釣りやすい。では、オセンが少なければ釣りやすいと判断していいのだろうか。
ここで、活性という問題が登場する。いくらオセンが多くても、活性が低ければ気にならない。オセンの数が少なくても、活性が高いとかわすのが難しい。
数の多少ではなく、活性の程度を見極めろー松田はそう言う。
オセンの活性を見分けるには、まずエサを撒いてみる。そして、どれくらいの時間をかけると出てくるかを見る。1シャク、2シャクで出てくれば、活性が高いことはほぼ間違いない。同時に、グレの活性も高いと思っていいだろう。
「オセンの動きもグレの動きも同じ」
という松田の主張がここで生きてくる。ところが、20分も30分もしないと出てこないからと言って、必ずしも活性が低いとは断定できない。
オセンには、釣り人が投入する撒き餌に集まるという習性があるからだ。
どういうことかというと、例えば時化が続いて、沖磯に何日間も上がれない状態が続いたとしよう。だが、港の近くの地磯なら上礁できたとすると、オセンは撒き餌に誘導され、そちらに移動してしまうからだ。時間をかけさえすれば、オセンは再び戻ってくる。
したがって、20分エサを撒いてもオセンが出てこなくても、水温が低い=活性が低いとは言えない。逆のケースもある。凪が続いて釣り人が毎日エサを撒いていれば、水温が低くても活性は高い。
活性が水温に左右されるのは、毎日のようにエサを撒いてないところだけであり、この現象はグレにもそっくり当てはまる。
だから、仮に水温が急に下がっても、毎日エサを撒いているところは1シャクでグレが出てくる。水温が安定しているからではなく、そういう習性になっているからだ。
極端な例では、松田はこんな経験もしている。
「刺し餌だけ放って食ったことがあるで。昔はそんなことなかったけどな。」
水温が下がったためグレの行動は鈍っているから、消化力も弱い。
だから、1発目しか食わない。
最近はこんな傾向にある。
ー松田稔のグレ釣りバイブル・釣ってなんぼや! 1997年出版より引用ー
コメントをお書きください
アーサー (土曜日, 07 12月 2019 23:33)
釣り講座のコメント良かったですね。
私は釣りに行けなくて、会社経営についてのコメントしかできてないですから、、、
本当に釣り講座で釣り人からのコメントは伝わってるって事ですものね。
丁寧に信念をこめて続けてきてこられた結果ですよね。毎回釣り人に対して釣り講座を釣りを好きになってもらうためにやられてたから私も嬉しかったです。
これからも続けていってくださいね。
有限会社エムアンドエム (月曜日, 09 12月 2019 11:18)
アーサー様
コメント有難う御座いました。
ブログを読んで下さり、コメントを頂けることが何よりも嬉しく、
また、ブログを書き続けて来て、本当に良かったと思っております。
これからもたくさん方に釣り講座が伝わるよう、続けて参りたいと思います。
そして、たくさんの方に楽しく釣りをして頂けると嬉しく思います。